2020年4月25日土曜日

TACX FLUX2 SMART

4月から新たに取り扱いを開始したTACXのサイクルトレーナー。FLUX 2 SMARTは上位のNEO2から引き継いだハイスペックな仕様で価格を抑えたモデル。

箱から出したら組み立てに必要な工具を確認。トレーナーの組み立てには8mmのヘックスレンチ(8mmは付属します)リムブレーキ用クイック式とディスクブレーキ用142mmスルーアクスル&148mm用のアダプターも付属。こちらの交換には5mmヘックスレンチと17mmのスパナが必要です。

トレーナーの脚を付属のボルトで固定したらカセットスプロケット用のロックリングツール&フリーホイールリムーバーを使ってカセットを装着すれば準備OK!※カセットスプロケットは別売となりますので用意が必要です。カンパニョーロ・スラムXDR用はオプション販売あり。



組み立て前の箱から出して並べるとこんな感じ。組み立ては簡単な作業ですが、2本のボルトで脚を固定する作業時にボルトを受けるネジ山が少々怪しかったため、代理店に確認してもらいました。少し遅くなりましたがチェックも終わり無事に設置できました。(もしこれが海外直販だったら不良があった場合でも自分で全て対処しなければなりませんので、アフターサポートを受けられるように国内代理店を通じて販売されたものを購入いただくことをお勧めします!)


重量がありますので設置してから移動するのは少々骨が折れる作業です。予め間取りを確認して設置場所を決めておくことをお勧めします。床を傷つけないようにトレーナーマットを敷いておきます。

電源コードを接続したらハード面の準備は完了です。集合住宅なので音が気になりますがFLUX2はフライホイールの音が非常に静かでチェーンの駆動音や変速の音が気になるくらいです。幸い下の階からの苦情などは来ていませんが振動対策は念入りにということで市販の防振パッドをトレーナーの脚に設置しました。FLUX2はNEO2と異なりロードバイクでフロントホイールブロックが不要となっています。もし防振パッドを装着する場合は水平が取れるようにフロントの高さを合わせると良いでしょう。


FLUX2には現在世界中で使用されているオンラインサイクリングアプリZwiftの1か月のメンバーシップ用プロモコードが入っています。これはありがたいサービスですね!PCやタブレット、iphoneなどでアプリをダウンロードして課金することで使用できますがその際にプロモコードを使用することで1か月分すべての機能を体験できるようになります。ANT+とBluetoothに対応しているのでトレーナーの電源を入れてアプリを立ち上げたらペアリングを行なえば連動するようになります。一人で走るだけでなくグループライドを行なったりオンラインのレースに参加したりと様々な楽しみ方ができるのもZwiftが人気となっている理由でしょう。


バーチャルサイクリングですが、アプリの情報と連動して勾配に応じて自動で負荷を調整する機能があります。コースに応じた走行感を演出してくれるのでソフトの面白さを享受していくにはやはりスマートトレーナーが良いですね。ダイレクトドライブ式のトレーナーは走行感も滑らかでペダリングの違和感がありません。


Tacxのスマートトレーナーを使い始める前に用意しておきたいアプリがユーティリティーアプリです。こちらでトレーナーのファームウェア更新、スピンダウン校正(トレーナーのパワー測定精度を校正することです。NEO2では不要)エラーチェックなどを行うことができます。


使用し始めてからZwift中に自動負荷連動がうまく作動していない感じがあったので確認してみたらファームウェアの更新が必要となっていました。更新後は快調に作動しています。購入して使い始める前にアプリでチェックしておくと良いでしょう。



ガーミンとも接続可能です。EDGE530を接続する手順ですが、トレーニングの設定画面からトレーナーを選択してペアリング可能です。トレーナー側の負荷調整、ワークアウトメニューの管理、スピンダウン校正などサイクルコンピューター側で行うことができます。オンラインアプリは登録せずトレーニングを行いたい方にはサイクルコンピューターとのペアリングを行うと便利です。

外出自粛が続いて室内トレーニングが注目されていますが、スマートトレーナーは正に最適なツールです。(現在品薄で次回入荷は少し先になります)天候や状況に左右されにくく運動が続けやすくなりますのでぜひ投資してみてはいかがでしょうか?