2014年11月14日金曜日

フィッティングの流れ

11月の3日に行った公開Body Geometry FIT with Retülで多くの方にフィッティングの概要を知っていただくことができました。おかげさまで多くのお問い合わせとご予約もいただきありがとうございます。実際どんな感じなの?という方もまだまだいらっしゃると思いますので、先日お越しいただいたトライアスリートのフィッティングを例にご紹介させていただきます。







まずは現状の状態をお伺いします。どのような乗り方を求めているか?故障や動かしにくい部分はないか?など話をしながらフィッティングの方向性を見定めていきます。フィッティングを行う上で乗り手側が何を求めているのか、問題に感じている部分がどうなのかなどを知ることが大切なポイントです。


Body Geometry FITの特徴でもありますフィジカル・アセスメントを行います。
身体の柔軟性や関節可動域、アライメントなど20項目の測定項目をチェック。
アセスメントをしていく過程でインタビューではわからなかったことを発見することもあります。
フィジカルアセスメントに基づいてその方に合わせたフィットを作っていきますのでもっとも重要なプロセスです。


ここから得られる情報を基にフィッティングに移ります。現状のポジションをサイズバイクMUVEに移します。現状の状態を動画と3Dモーションキャプチャーを撮って動きを記録しておきます。


Body Geometry FITのメソッドを用いてインタビューとアセスメントから得られた情報を基にライダーの状態を確認しながらポジションを調整していきます。MUVEを使用することででバイクから降りることなくペダリングをした状態のまま調整ができますのでどのように変化して、良い感じなのか・まだしっくりきていないのかなどが理解しやすくなります。



上の写真はRETULで計測した結果からフィッティングによってどう変化したのか、これからどのように変化していく可能性があるのかなどをフィードバックしているところです。実際にモニターを見ながらご説明しますので感覚と数値や映像との照らし合わせができるのが計測機器が入ることによるメリットですね。

フィッティングした結果をZINツールという計測ツールを用いて記録します。
これにより非常に精度の高い計測が可能です。そこで得られた結果を実車に落とし込み、
確認します。MUVEのみの場合はここまでで終了です。実車あり・なしに関わらず
後日メールで計測したデータをお渡し致します


以上が一連の流れです。約3時間の中で多くのやりとりを経てお客様に合った状態に仕上げていきます。フィッティングを行ってからしばらく乗っていただいて得られた感覚を基に後日微調整を行います。

I様、ありがとうございました!またフォローフィットでお待ちしております。