2015年4月16日木曜日

宮古島トライアスロンへフィッティングサポート

宮古島トライアスロンもこの週末に迫ってきました。2月にスペシャライズドが企画したボディージオメトリーフィットモニターのアスリート2人へフィットを実施していますが、時を同じくして一人の強豪エイジアスリートがラウンジへ。


S-WORKS・SHIVへ乗り換えて準備をしてきたという大畑亮介さん。トライオンという強豪エイジが集まるチームでプロ選手を脅かすような高いパフォーマンスを発揮しています。2014年の長崎・五島のトライアスロンでは圧倒的とも言える力で優勝しています。今回少しでもパフォーマンスの助けになればとの事で、フィッティングをさせていただくことになりました。



ご自身でポジションをセットしてみて乗っていたという状態を確認すると、トライアスリートのケースとして多い状態である「前乗り過多」及びハンドルの落差が可動域や支えの強さに対して深すぎるといった傾向が見受けられました。


MUVEを用いてSHIVのジオメトリーを作りだして、フィットをしていきます。今の現状を踏まえつつフィジカルアセスメントを基に、今の大畑さんが取れる位置関係の範囲を考慮し、前過ぎたサドルと低すぎたハンドルの位置をリバランス。後ろ過ぎず、前過ぎず、大畑さんにとってペダルに荷重しやすい最適な位置を探します。

ポジションに関して、あまり細かいこだわりはないという大畑さん。MUVEでポジションを動かしていくとその感覚の違いを体感されていました。このあたりは流石強豪アスリートといったところでしょうか。


見学に来ていたチームメートと楽しく話しながら、和やかムードで進んでいきます。


大畑さんはとても高い身体能力をお持ちです。ですので、バイクのフィットが少し合っていない状態だったとしても高いパフォーマンスを発揮できてしまうかもしれません。しかし、こうしてフィッティングを見直すことで無理なく力がかけられて、無駄な力を使わなくて済むようになります。今回のフィッティングではバイクの後にしっかりとランが走れるようにという部分も重視しています。大畑さん自身も「これならきつさはない」と言っていただけました。

レベルの高いアスリートであっても自分を客観的に見ることはとても難しい作業です。
個々によって解決の糸口や、良くなるポイントは異なります。フィッティングでは様々な視点からその方を見てご提案していきます。「自分でちゃんとできてるかわからない」と言う方ほど受けていただくことをおすすめします。

日曜日の快走を期待しています!がんばってください!