全体のトレーニング時間は週平均13時間弱と9月までと比べ、量的な頻度は確保できました。
頻度を増やして8月から落ち込んでしまっていた運動レベルを回復させることを優先するため強度は低め。トレーニング効果としては高いものは望めませんが、習慣を取り戻すこととやらないことに適応した状態を脱するためには、まず取り組み・行動し始めることが必要と考えました。
100%順調!とは言えませんが最悪の状態は脱しました。質の高いトレーニングをガンガンこなせるとまでは行かないまでもストップしてしまっていたものが少しずつ動き始めた感じです。
レースで使用するSHIVでのライドでは実際に使用する補給を積んで走り、内臓にかかる負担の様子も確認します。特別なことはせず普段摂り慣れたものを中心にしています。暑さは秋になって気温が下がってきているので対応が難しいですが、長時間の運動になるので走りながら補給を摂るということも必ず行なっておいた方が良いと考えています。
レースギアとしてレースウェアにはエンデュアライフのロゴ入れを行なっていただいたHUUB DSスーツを準備。同じくHUUBのスイムスキンも使用するのでウェア擦れなどストレスになりますので、ワセリンを塗る箇所など事前対応できるようにこちらも1~2回泳いで確認する予定です。
通常80%以上の睡眠状態が70%台に下がっていて、朝起きてもぼーっとしてそれが続くと徐々にこれが定常になって運動する気が起こらない。トレーニングしてもなかなか集中できないといった状態に。
寝不足なら早く寝れば解決するだろうと思って寝る時間を早めても夜中に目が覚めてしまい効果は得られず朝起きられないといった悪循環。早く寝るにしても仕事から戻るのが22時くらいなので、早くても23時が限度。それ以上前倒しすることは難しい。無理に寝ようと思ってもそれをコントロールできるものでもありません。
そこで起床時間をできるだけ一定にしてリズムを作るように努めたところ、睡眠状態も80%台に改善。日中の眠気も減少し、気力も回復してきました。
そんなの当たり前のことでトレーニング以前の問題じゃないか?と思われるかもしれません。その通りです。その「当たり前のこと」ができていなかったから土台が崩れてしまったと言えるでしょう。レースどうこうの前に仕事や生活があります。生活コントロール力とも言うのが適切かどうかわかりませんが、まず自分を成り立たせることができて、初めてレースのパフォーマンスやトレーニング・準備などに目を向けることができる。
自分が思っているより慣性の力は強力なものです。トレーニングをすることが習慣であればトレーニングをしないことが普通で無くなるので虫の居所が悪い感じを受けます。
勢い良く進んでいる物を止めるにも強力な力が必要ですが、逆もまた然り。一旦途絶えてしまったトレーニングを再開させるのにも、止まることに働いている慣性に逆らって動き始めるにはそれに抗うという高いハードルが待ち受けています。特に精神的な部分に働く慣性が自分が今心地良い状態をとにかく維持しようと恒常性を保つ働きが邪魔をしてくるために(所謂怠け心というやつです)トレーニングをしようと思うと「運動なんかやめようぜ」と止めにかかって来ます。
慣性の働きを味方に付け、習慣化することができれば「トレーニングしてないと気持ち悪い」となってきます。こうなれば占めたものです。ようやく少し改善の兆しが見え始めたと思ったらもうレース本番…良い意味で開き直ってチャレンジしていきたいですね!!