11月8日に全日本MTBマスターズ参戦する為、竹谷賢二使用バイクのEPIC EVOをセットアップするべくRETULを使用してバイクフィッティングを行ないました。
最近のモデルでは高速の下りで安定感と操作性を高めるジオメトリーが採用されており、ヘッドを寝かせてフレームリーチを長めに取ることでステム長が短く、ハンドル幅は広めがトレンドとなっています。EPIC EVOの乗車感を実際にフィールド確認。そこで得られたフィーリングと改善したい点をヒアリング。
フィールドで実際に乗ったフィードバックから初期のステム長60mmだと上りで前に伏せた時に若干詰まりを感じるとのこと。実際に伏せた姿勢を取ってもらいステム60mmと70mmを取り替えてモーションセンサーで背中角度を確認しながら伏せた姿勢の落としどころを探していきます。伏せた姿勢を取る時には圧迫が少ない女性用サドルのパワーミミックをチョイス。通常モデルよりも伏せた姿勢を取り続ける時にストレスが少ないことから敢えての選択。
実際に他でも試していただくと男性にも好評なので、もし股の圧迫や擦れなど気になる方は一度試してみていただくと良いかもしれません。
更に80mm,90mmとステムを伸ばせば上体が前に移動しやすくなるので上りでの姿勢やペダリングは行いやすくなりますが、反面立ち上がってバイクをコントロールする際にハンドル操作がむずかしくなります。10mmでも操作フィーリングが大きく変わるので細かく調整を進めていきます。どの程度前に伏せるのか、コントロールしやすいバランスとの落としどころを求めるのかといったところは事前にフィッティングで確かめておくとスムーズです。