2016モデルで注目のサドルはPOWERサドルですが、その影に隠れて実はモデルチェンジされたROMIN EVOというサドルをご存知ですか?
想定されるライディングスタイルはPOWERサドルに近いので、最初はあまり注目していなかったのが正直なところでした。
しかし、これが良くできています。
サドルの縁がなだらかにカットされたシェイプをしていることからペダリング時に脚の内側に引っかかりにくく、スムーズな脚の動きが可能になります。サドル表面の素材もPOWERやPHENOMに採用されて好評のlow friction素材があしらわれ、とてもフィット感が高くなっています。
坐骨結節を適切にサポートして骨盤を安定させてくれるのは他のBody Geometoryサドルと同じです。定番のROMINサドルより大きくくり抜けれた真ん中の穴は深い前傾姿勢でも股の圧迫を避ける工夫がなされていてライド中の不快感を軽減することに寄与してくれます。
POWERサドルが多くの方の悩みを解決してくれることは確かですが、全ての方に合うサドルという物は無いとスペシャライズドも考えているのでしょう。同じような製品を細かくラインナップするのはメーカーとしてはとてもコストがかかりますが、乗り手としては歓迎すべき事です。
先日Body Geometory FITを受けていただいたお客様にテストしていただき、その日は今まで使用していたサドルでセットアップしましたがフィッティング時の快適性がサドルにも一端があったことに気が付かれて交換されました。フィッティングでセットした位置に合わせて乗っていただくと「長い距離を乗ってきてお尻が痛いはずなのに、これなら全然大丈夫です」とおっしゃっていました。
モデルチェンジを果たして新たな可能性を秘めたROMIN EVOを試してみてはいかがでしょうか?