2017年9月29日金曜日

村上国際・笹川流れトライアスロン レースレポート

 先週末新潟県村上市で開催された村上国際・笹川流れトライアスロンへ出場してきました。エリートカテゴリーもITUアジアカップとして。エイジ部門でもJTUのエイジポイントランキング対象レースとなっているためランキング上位を争い各地を転戦している選手が多く参加しています。風光明媚な土地柄もあり51.5kmのレースでは国内屈指の人気となっていて「基本はロングだけど村上だけは出る」といった話が挙がるほど。レース前の記事でも書きましたが申し込みも抽選で数年前からは考えられないトライアスロン人気を肌で感じます。

今回スペシャライズドジャパンに元プロトライアスリート益田大貴さんが加わり、「村上へ出ようぜ!」という声掛けのもとにチームスペシャライズドは自分を含めた5名で出場することに。初チャレンジの2名も合わせて全員無事完走!その中でも益田さんは2位!ブランクを感じさせない速さは流石です。会場では「エリートで出ろ」とか「元プロがずるい!」等、色々言われていましたが(笑)

それはさておき、初チャレンジの2名にも「トライアスロンはきつい」といった食わず嫌いなイメージを払拭してもらえたようで何よりでした。


日本海を1500m泳ぎ、笹川流れの海岸線を40kmバイク。村上市内へ向かう10kmのランというコース。難しいセクションはほぼ無くS-WORKS SHIVがベストマッチ。湿度は少なめでしたが30度近くまで気温が上がっていたのでハイドレーションボトル+通常ボトルを装備してトランジッションへセットしました。

©HUUBJAPAN

会場では多くのELアスリートへお会いすることができました!普段所属しているチームやコミュニティーは異なれど、日々忙しい中で個々の目標に向かって取り組まれていて本当に頭が下がります。そんな皆様と私自身も負けていられないな~と思いを新たにすることができました。

スイムスタート時一気に強度が上がるので、パワーブリーズをアップに活用。運動への適応が骨格筋よりも遅い呼吸筋へ予め刺激を与えておくことで運動への適応をスムーズにしておくことでスイムスタート時のパニックを防ぐことに繋がります。今回も高い心拍での運動で呼吸がきつくなるのを抑えることができたので効果的でした。更にパフォーマンスを改善していくために日常のトレーニングとしても継続して行っていきます。

レーススタートは第2ウエーブから。浜スタートの向かって右側からコース取りしてスタンバイ。泳ぎ始めてすぐに隣の選手と何ストロークか腕が絡み合いリカバリー動作を押さえ付けられるような感じになってストレスを感じながらも自分の泳ぎに集中。その間に泳力のある選手は集団を抜け出したようだったが200mくらいまで混戦状態でした。程無くすると周りはいなくなって一人状態。リザルトタイムは24:40と上がってきてから遅れていることを知りました。

プールの練習タイムからしてもOWSのタイムと比較するとOWSの出遅れが大きいです。レーススイムでは最初のスタートでうまく抜け出せるかどうかと、前半と後半で泳ぐスピードに差が出過ぎないようにできるかどうかが引き続きの課題になりそう。良かった部分はパワーブリーズで入念に準備したおかげでスタート直後の息苦しさは改善。ウエットスーツもメンテナンスし直して泳ぎやすくなったので道具の準備も大切だと実感。


トランジッションもスイムアップからバイクラックまでの距離が長かったのもあり、2分近くかかっていますがスムーズに乗り出せて海岸線沿いに向かっていきます。バイクは以前より乗れている感じがあったので頭の位置を下げて一漕ぎ一漕ぎのチェーンを引く感覚に集中しながら局所的な負担感もなく進む。往路で後ろから来た速い外国選手に「ホイールはアスチュートか?」と声をかけられたので「ROVALだよ」と会話する一幕も(笑)彼のペースにはとても付いていけそうにないのでそのまま自分のペースを維持。

折り返し直前で前を行く5~6人を抜いて復路に入ったらそのまま後ろに集団毎付いてきてしまった(苦笑)走力差があっても平坦なのでドラフティングしていれば走力に劣る選手でもある程度付いてこれてしまうのも悲しいところ。気にしても仕方ないのでそのまま走り続けていると移動マーシャルが後ろに警告をしてくれた。そのおかげで後ろはいなくなり、向かい風となった復路も大きく落とすことなくバイクフィニッシュ。1:08:36とトランジッションでのタイムロスを除けばほぼ想定通り。


T2はスムーズに終えてすぐに走り出し、地元に住んでいる大学の後輩もコース上で応援してくれていたので応えつつ走る。エイドで水を頭から被ってELクールチューブの気化熱とともに身体を冷やす。日差しも強かったので用意してきて正解でした。

ランは感覚的に悪くないように思えたがいまいちスピードが上がらない。フィニッシュタイムは45:06。脚が張るとか呼吸がきついなどもあまりなく強いて言えば右の肋間が少し痛むくらい。これはレースでいつも起こることなので(改善はしていきたいが)直接的な影響はそれだけではないと思っています。

練習(走動作)トレーニング(フィジカル面)コンディショニング(当日の補給やレースまでの調整)メンタル(苦手意識の定着)と要因は様々あると考えられるので疲労が抜けたら改善に向けて取り組みを再開したい。

レース前に想定したタイム2:12:30に対して結果は2:18:22。差は5%程。まだまだ誤差とは言えないレベルでの開きがあり、個々の種目毎に見ればもっと差があります(特にラン)

レースの結果が想定通りに行かなかったことには悔しさもありますが、それ以上に継続して仕事と家庭、そしてトレーニングと試行錯誤しながらやってきたことが競技能力以外も含めた様々な土台に変化を感じられていることに嬉しさも感じています。

個々によってやり方は異なると思いますが、自分自身の例として日常生活の中にライフワークとして落とし込めるやり方を2017シーズンで得られたこと。これが最大の収穫かもしれません。生活コントロールという土台があって初めてレースにも集中できる。8年前に出た村上のレース時の方がタイムは速いですが、今の方が今の環境に応じた取り組み方を工夫できるようになっているので”過去の自分”という影に縛られずレースリザルトを含めた全ての面で上回れるようにしたいですね。

次は来シーズンのITUロングディスタンスエイジグループ世界選手権(デンマーク)を予定していますので、そこを目標として向かっていきます。

レースデータ→https://connect.garmin.com/modern/activity/1995038030
公式リザルト→http://www.jtu.or.jp/results/2017/0924_murakami_age.pdf

2017年9月23日土曜日

村上国際・笹川流れトライアスロン

明日はラウンジ業務のお休みをいただきまして、村上トライアスロンへ出場します。

ここ数年のトライアスロン人気で国内のレースも参加資格の抽選がある程。
エイジグループ(年齢別カテゴリー)のランキング大会シーズン最終戦ということもあり、各年代の強豪アスリートが軒を連ねレースレベルは自分が考えていたより高いかもしれません。

五島が終わってから約3ヶ月。できる範囲の準備はしてきたと思います。自分の想定と実際の差を限りなく少なくできるようにとイメージして取り組みを進めてきました。明日もそこに集中してスタートへ向かいます。


今回はチームスペシャライズドジャパンに混じっての参加。初チャレンジのスタッフから元プロアスリート&サイクリストまでが揃うワイワイと賑やかな
感じで移動。全員でベストレースへ!


スイム会場ではレース経験の豊富な益田さんから下見の際にアドバイスをもらい確認。


競技説明会の後、長野のスペシャライズドリテーラーコンパスハウスさんと一緒に。


自分設定タイムは、
スイム:23:30
バイク:1:07
ラン:41:00
トータル:2:12:30

果たして自分自身の公差は±3%に収められているか?レースナンバーは303
スタートは10:02。最後まで集中したレースとなるように走り抜いてきます!

記録速報→https://systemway.jp/17murakami

臨時休館のお知らせ

いつもスペシャライズド・ラウンジをご利用いただきありがとうございます。

9月23日・24日スタッフレースラウンジはお休みをいただきます。ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


2017年9月21日木曜日

HUUB Alpha

普段のスイムでウエットスーツを使用して泳ぐ機会を作ることで抵抗の少ないボディーポジションを記憶させると泳ぎの改善に繋がります。特にHUUBのウエットスーツは最先端の研究でスイム時の身体の動きを解析して最適なパネルパターンを配置しているので有効ですね。しかし実際にはウエットスーツだとプールによっては着用不可の場合があるので中々実施しづらいのも事実。

こちらでしたら通常の水着と合わせて使っていただきやすいトレーニング用のアイテム(施設によって対応が異なる場合がありますので、不安な方は直接プールへ確認されることをお勧めします)

腰を浮かせたボディポジションを覚える為に最適なので、水泳が苦手な筋肉量が多く沈みやすい男性トライアスリートには必須アイテムとなり得ますね!


※写真真ん中のアイテムがAlpha

在庫サイズはM(対応ウエストサイズは73~80cm位が目安となります)通常価格¥7,200(+税)のこちらを在庫2点に限りまして9月末までのスペシャルオファーを実施しております!

詳しくは店頭お尋ねいただくか、お問い合わせくださいね!(遠方発送も対応致します!)

2017年9月20日水曜日

アバンド®大好評です!


リピーター続出!?実感があるから続けたいEL一押しのサプリメント。欠品しておりましたが再入荷しています。

筋合成に効果的と言われている話題の成分であるHMBに加え、身体に欠かせない必須アミノ酸のL-アルギニンとL-グルタミンを高濃度で配合したアバンドはハードトレーニング時の栄養補給に最適。運動前や運動後30分位までに摂取していただくと効果的です。

日頃のご愛願に感謝してオレンジフレーバー1箱(30袋入り)またはストロベリー&オレンジフレーバー2箱(28袋入り)をまとめてご購入いただいた方に、オリジナルのシェーカーボトル(非売品)をプレゼントさせていただきます!※残り僅か!お早めにお問い合わせください。

価格は1包¥480(税込)まとめ買いキャンペーン価格としてオレンジフレーバー1箱¥13,500。ストロベリー&オレンジ1箱28個入り¥12,600(1包当たり¥450)

遠方発送も対応致します。ご希望の方は件名を「アバンドまとめ買いキャンペーン」と記載の上、下記の情報をEメールでお問い合わせください。

・お名前 
・ご連絡先お電話番号
(メールが受信できない場合お電話させていただくことがあります) 
・メールアドレス(添付ファイルが受信・閲覧できるアドレス) 
・ご住所及び郵便番号 
・ご希望のフレーバー

まとめ買いがお得ですが、「ちょっと試してみたいけど、箱だとちょっと費用が…」とか「不足分だけ買い足したいなぁ」といったご要望にもお応えして単品での販売もしております。アバンドは基本的に箱単位での流通となっているため、個数売りは珍しいかと思います。ぜひ1つからでもお気軽にどうぞ!

2017年9月13日水曜日

SPECIALIZED2018カタログ

2018年のカタログが入荷してまいりました。スペシャライズドは製品数が多いので読み物としてもお楽しみいただけるボリューム感があります。店頭で配布しておりますのでご希望の方はお気軽にお申し付けくださいね!


2017年9月10日日曜日

ELドライTシャツ

ご好評頂いておりますELドライTシャツ。過酷な環境で作業を行なうF1のレーシングチームピットクルーにも愛用されているの速乾性の機能素材を採用したELオリジナルTシャツのファーストモデル。多くの方にご愛用頂いておりますこちらをスペシャルオファー!

通常7,020円のところを4,860円(税込)でご提供致します!

カラーはブラック・ホワイト・レッド(Vネック)レッド(丸首XS)となっております。
在庫サイズ:XS/S/M(男女共通)

遠方発送も対応致しますので、お気軽にお問い合わせくださいね!!



着用イメージはこちら!各カラー毎にデザインを変えておりますのでぜひお気に入りの1枚を見つけてくださいね~


2017年9月1日金曜日

村上に向けて 8月トレーニング進捗

気がつけばもう9月。村上に向けてトレーニングの組み立てを考えねばと言っていながらもうレースの月になってしまいました(汗)目標に向かって取り組むイメージを作ることは大切ですが、決まったスケジュールでコーチの立てた計画通りに進められる状況ばかりではないのもフルタイムワーカーの皆様のお悩みどころではないかと思っています。かく言う自分が正にその状態に。。。

そんな反省点はありつつも、終わったことは変えることができないのでこの後どのように進めていくのかを考え、実行に移すことが改善の第一歩。直近の村上もさることながらマクロで見れば来年のITUロング世界選手権を視野に入れていくことも重要です。もちろん目の前のことに集中すること・最善を尽くすことがないと先はありません。できることを少しずつ。



8月はイベント業務で自分もバイクに乗る時間は多く取ることができました。トータルの運動時間も58時間と暑い時期にしては多め。週平均にすると14時間程。週毎の差はイベントがあるとどうしても出やすいのはある程度許容範囲。

イベントライドでは3日間150km近い距離と峠三昧だった中で2日目の峠をTKと走っている時に気がついたポイントで上りでの走りが改善の兆候。自身にとってのブレイクスルーを感じる体験でした。バイクを進ませるためにかける力の向き(方向)とタイミング、チェーンを引く力を発揮する強さと間。これらを感じながら2つ目の峠からすぐさまこれまでと違う走りの変化を発見することができました。日々のフィッティングやパーソナルトレーニング時にも活かせる経験です。

スイムでも同じような体験を得られたのですが、まだまだ再現性が低いので繰り返し良いイメージをインプットしていきたいですね。


負荷としてはオーバーリーチング気味ですが体調を崩すこと無く起床時間を一定に保ちながらコントロールできている感じです。3daysの次の週は少し量が減ったものの、朝時間に余裕を持って行動することでトレーニング時間の捻出は徐々にうまくなり、トレーニングに向かうための心理的なハードル(やらなければならないといった感じの)は下がってきたように思います。身体の疲れもあってかランニングは少し落ちてしまっていますが、以前より確実にコンスタントに走れるようになったので身体は良く動いてくれます。




※写真はスペシャライズド3daysrideでの一コマ。月まで3km!?という稀有な体験も。

8月の種目毎に見ると、
スイム12km/4時間 バイク927km/47時間 ラン80km/7時間30分(端数省略にて)
村上はショートのレース。バイクコースもフラットで差が出にくいこともあり、スイムとランの重要度が高くなります。ランニングのトレーニングもですが、コンディショニングの面では余計な重り(体重)を少し落として今持てるパフォーマンスを発揮してシーズンを良い形で締めくくれるように進めていきます。