IMマレーシアに向けて、11月12日のレース当日まで19週間。約130日の中で現状の取り組み・パフォーマンスを振り返りながら、必要なトレーニングについて考えてみたいと思います。
トレーニングは現状と目標の差を見極めて、自分に合った事、必要な事を実践していくことが効果的なトレーニングに繋がると思います。個別性の原則という部分ですが、「自分には何が足りなくて、何が必要か?」という常に考えて実践していく中には唯一絶対の正解はありません。
そうした部分を踏まえてPOLARのデータを基に現状を振り返りながら、課題抽出をしてみましょう。
2016年1月から6月までの週当たり平均トレーニング時間は8.5時間程。仕事をとの兼ね合いを見つつ、故障せずにコンスタントに取り組める様にはなってきているものの、問題は2015年から大きくトレーニング量を増やせていない事が挙げられる。故障やオーバートレーニングを防ぎながらもアンダートレーニングであるのが現状。
スイムに比重を置いていた部分をバイク・ランに振っていくこと。ショートで行なっていたトレーニングよりも時間耐性を高めることが必要事項となります。
スイムは今の泳力を落とさない事が第一優先。週3~4回スイムを行なっていたので週1~2回で現状維持。費用対効果で考えると今の自分がスイムに比重を置くのは得策ではありません。しかし3.8kmを1時間で泳ぐとなると泳力維持や向上のためにトレーニングをゼロにするわけにはいきません。少ない回数で集中したトレーニングが必要になります。
バイクはほぼ仕事で乗っているのみというトレーニング状況ですが、ロングでは比重が高くなる部分です。ショートではスイムに比重を置く必要性からバイクの時間を削ってスイムに充てる部分もありましたが、180kmを5時間半でクリアするのにバイクのトレーニングは必須。まとまった時間が取れるのは休みの月・火の日。両日全てをトレーニングに割くことは難しく仕事の日にできない事をこの日にやる可能性もあるので、努力目標として週1のロングライドを取り入れたい。アイアンマンではトライアスロンに必要な性能をターゲットに開発されたスペシャライズドSHIVを導入予定なのでTTバイクへの適応も含めてトレーニング量を確保したいという思いもあります。実走ができない代替として残りはインドアトレーニング(ローラー)で補填も必要になりそうです。
ランニングも重要です。暑さ対策ももちろんですが、絶対的な走力アップは必須。今までは多く走る週で4時間程度。週6時間を目標にランニングのトレーニングを行ないたい。この時間を作るには通勤時間にランを取り入れて時間を確保することと、スペシャライズド小松財務部長も実践していた不整地やトレイルでのランニングもポイント練習に加えて筋力と心肺機能への負荷も与えて、バイクへのクロストレーニング効果も狙いたい。全体としては強度はショートより落とした中でも量的な部分は加えていこうと思います。
週のトレーニング時間12時間~を目標に、ラン6時間・バイク4時間・スイム2時間をベースラインとして確保していきたい。バイクもしくはランの単一種目のトレーニングに注力する時もあるので目安ですが書き出しておくと意識しやすいです。強度もゾーン2(HRmax60~70%)3(70~80%)を中心に。パワーブリーズや故障を防ぐための補強トレーニングを日常の習慣にすることも意識していきたいところです。仕事や生活、体調の推移などで計画通りに進まないところもあるかもしれませんがその辺は柔軟なスタンスで修正しながら取り組みたいですね。
これらを踏まえて、日々のトレーニング状況を週・月毎に進捗を確認しつつ、トレーニングベネフィットを得られるように進めていきたいと思います。