2015年7月26日日曜日

フィッティングのプロセス

Body Geometry FIT with Retülを受けてみたいけど、実際にどのようなことをするの?といった疑問をお持ちの方も多くいらっしゃると思います。ラウンジでもこのようなご質問やお問い合わせをいただくことも多いです。 今回受けていただいた方の例を参考にご紹介させていただきたいと思います。


フィッティングの最初には問診(インタビュー)を行ないます。ライダーが何を求めているのか?どのような問題を抱えているのか?といった部分をヒアリングします。エンデュアライフでは予約の段階で事前に問診表をお送りしております。そこで回答いただいたことを踏まえて話を伺っていきます。


次は実際に身体の状態を評価(アセスメント)していきます。
Body Geometry FITを行なう上で欠かせないステップです。柔軟性や可動域、左右差など一人一人身体の特徴は違います。個人に合ったフィットを作り上げるにあたって考慮すべき部分なのです。


足の構造や、アライメントを確認。




 前屈していただいて柔軟性チェックします。その方がどの程度前傾姿勢を取ることができるのかといった部分の指標となりますね。


股関節周りの可動域も確認します。サドルやハンドルの位置関係に影響を及ぼします。



脚長差を調べるアセスメント。左右差が見受けられる場合は対処をすることも必要な場合があります。その場合に骨盤の歪みが影響しているのか、骨の長さで脚の長さが違うのかで必要な対処も変わります。Body Geometry FITはバイクをライダーに合わせるということを考えますのでライダーの状態がどうあるのかを知ることが大切なのです。



骨の長さが違う場合は脛骨(すね)か大腿骨の長さなのかを見極めます。動きに影響するかどうかで実際の対処は変わります。


膝の動きに影響を与える部分として股関節周りの動きを確認します。
他にも数種のアセスメントを行なっていきます。ここまで約1時間程。



RETULのMUVEを使用してフィットを行なっていきます。実車ではポジションを変更するのに時間がかかるケースもありますが、MUVEであれば乗ってペダルを回している状態でポジションを変更できるので、変化をライダーが理解しやすいというメリットがありますし、フィットをスムーズに進行することでライダーの負担も軽減できます。


インタビューやアセスメントから得られた情報を基にその方に合ったポジションを作り上げていきます。Body Geometry FITではどのように合わせていくのかといった部分もしっかりと体系化されているのでフィットを行なうための見立てがより確実なものとなります。RETULを用いての3Dモーションキャプチャーによる動きの計測も加えることで、ライダーがどのような状態であるのかを理解するのに良く立ちます。


作り上げたポジションをRETULの計測ツールであるZINによって記録に残します。ご自身のバイクを
お持ちの方はポジションの調整まで行ないます。(ワイヤーの処理などバイクの組みつけに関わる作業はショップ様で行なっていただいております)ここまでの平均所要時間は約3時間です。
アセスメントの結果や計測したデータは後日PDFにてお送りさせていただいております。


以上が一連の流れです。エンデュアライフでは厚木という実走ロケーションの良さを活かし、希望者のみフィッティング後に実走による確認と簡単なレクチャー(松田のフィットのみ)を行なっています。フィッティング時に必要ならばスキルやトレーニング方法などをお伝えすることもあります。これらはBody Geometry FITのメソッドには無い部分ですが、より良くライドを楽しんでいただくために重要と考えています。

フィッティングのご予約・お問い合わせ→http://endurelife.co.jp/form.html
料金詳細は→http://endurelife.co.jp/bg-fit.html
よくあるご質問→http://endurelife.co.jp/information.html#/detail/4755077064895347570

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