そんなときだからこそ、今一度いろいろな見直しを。
ということで、足と接触する部分のインソールについてお話をしてみたいと思います。
ひとえにインソールといっても、いろいろなものがあります。
1.クッション性重視
2.ホールド力重視(かかと・土踏まず等)
3.熱整形して足全体の形に合わせるもの
いろいろなメーカーからいろいろな種類のインソールがリリースされています。ですのでどれを
使ってよいのやら・・・?いまいち違いがわからないなど、しばしば実感できないことがあるかと
思います。
そこで、今回紹介するのはSL FOOTBEDです。
SL FOOTBEDは上記のインソールの種類でいうと2番に該当します。土踏まずの高さ、つまり
アーチを保持し、ペダルに伝わる力、推進力のロスを少なくします。このアーチが保持できて
おらず、ペダリング時にアーチがたわむ動きを繰り返していると、各部で炎症を起こしたり神経の
圧迫などで痛みを引き起こしたりします。
それとペダリングでペダルを踏み下ろす、いわゆるダウンストロークの際、膝下全体が安定して足を
ペダルに対して真上から踏み下ろすことができ、結果的に膝と股関節の動きが良くなる効果がこの
SL FOOTBEDにはあると思います。
また、足幅が広く、シューズの選択肢が狭いと感じている方もこのインソールは有効です。
インソールのサポートが無く、アーチがつぶれてしまうと足幅が広がってしまい、例えば本来
EUR40(JP25.5cm)を選ばなければならない場合に足幅が間に合わず、ハーフサイズ
または1サイズ大きいものを選ぶことになってしまいます。ですので、このインソールを使うこと
でアーチがつぶれず、足幅とアーチを適切に保ち、シューズサイズも適正なものを選ぶことが
可能になります。
でも、アーチの高さは人それぞれです。そのため、このSL FOOTBEDではアーチの高さが違う
インソールをサイズごとに3種類用意しています。
赤がローアーチ。これはスペシャライズドのシューズを購入されたときに入っているインソール
です。青がミッドアーチ、緑がハイアーチとなります。青と緑は土踏まずのアーチの高さが
変わり、青は赤の約1.5倍の高さ、緑は赤の約2倍の高さとなります。
(写真はインソールのカットモデルです)
では、そのインソールの種類をどう選べばよいか?
それは、Arch-O-Meter(アーチオーメーター)と呼ばれるメジャーで測定します。
このメジャーは足の長さを測定すると同時に土踏まずのアーチの形状を測定します。
そして上の写真が実際に計測した結果です。
この足型は足の熱で反応し写し出されます。写真では見づらいのですが計測結果からする
と、41または41.5となります。また、土踏まずの形を見ると足幅の半分弱ぐらい浮いている
状態なので、判定はミッドアーチの青いインソールとなります。
ですが、これはあくまで目安なので、実際にテスト用インソールを使いアセスメントで
バランスを見ながら、最終的なインソールの種類を決めます。
ソックスの次に足と接触するインソールは、自転車を進ませる上で重要なファクターとなりま
す。是非一度アーチタイプを確認していただき、適切なインソールを選んでいただけたらと
思います。足の保護や力のロスを少なくして、より良いライディングをしましょう!!!
また、このArch-O-Meterはラウンジに常備しておりますので、スタッフにお声がけしていただ
きご活用ください。
TEST THE BEST !!!