長野県松本市のバイクランチさんのショップスタッフである立道国一さんのBody Geometry FIT with Retülを行ないました。スペシャライズド・リテーラー向けに体験していただくプログラムを用意しております。立道さんも今回ご自身のポジションを見直したいというご希望を持たれており、お忙しい中で時間を作っていただいてフィッティングをご自身で受けに来ていただきました。
フィットテクニシャンとしての見識を深め、更なるレベルアップを目指す高い向上心の持ち主でもあります。
トライアスロン(ショート)をメインで行なっているところは私(松田)と同じ。年齢も近く、目標としているところも同じ。私自身にとっても彼がどのような部分に伸び代を持っていて、それをどう伝えるのか。そんな事を考えながら行なう過程は学ぶことが多いですね。
同じ目標を持った者同士だからこそ面白く、そして刺激的!心・技・体の全てにおいて何かパフォーマンスアップのきっかけとなることを探していきます。
インタビューの話を基に、まずは実車で現状の動きを確認します。立道さんの動きをみて骨盤がペダリング毎に大きくブレること、後ろから前に蹴りだすようにペダルを動かそうとし、下死点を過ぎた辺りから後ろに引っ張るような動きが強く現れているようでした。ご自身の感覚として踏み込みが強いことや左右差を大きく感じることがありましたが、この段階ではおそらくサドルの高さや前後位置での影響により、このような動きになることと動きのブレを助長してしまうことが考えられます。
動きを確認したらフィジカルアセスメントを行ない身体の状態を把握します。可動域の差や脚長差など目立った左右差は見られず、ポジションが脚の動きに影響を与えている可能性がありそうです。
今まで立道さんはご自身の感覚でポジションを決めていたとのこと。客観的に機材の合わせ・乗り方を見直すことを今回の狙いとしています。
機材の部分もチェックしつつ、片足ペダリングや空中で脚を動かすエアペダリングなどを上死点に脚を上げる動きを中心にペダリングスキルの確認も行ないます。片足ずつペダルを下まで踏みすぎないように脚の動きをコントロールすること、力をかけるべき上死点の位置まで脚を上げることを意識して動かしていただくことで両足ではわかりにくいことですが、片足で動かすことでペダルストロークの中で自分の脚の重さをコントロールできているのかどうかを知ることができます。
力を加えるポイントを意識していただくために、踏み台を使ってペダルの上死点に荷重をかけやすい姿勢も体験していただきました。立道さんが持つ高いランパフォーマンスを活かすためにもバイクで負担をかけずに速く走ることが大切です。
ペダリングの抵抗となる力を減らすこと、推進力に変換される力を加えることがうまくできるようになれば持ち合わせたフィジカルも更に発揮できるようになるはずです。
RETULのフィットバイクMUVE SLを用いてS-WORKS VENGE ViASを再現しポジションをセットしていきます。VENGE ViASはハンドル側をその場で調整することが難しいのでMUVE SLでフィッティングを行ないます。実車の調整が難しいバイクのフィッティングする時や購入前にフィッティングをするにもフィットバイクがあれば実施することが出来ます。
これはRETULがある事による大きなメリットですね!
バイク側の変化としてはサドルを10mm下げて10mm前方に移動しました。ペダリング時に腰がブレてしまうことが減少し、ペダルに脚の重さを乗せやすくなってよりたくさんのペダリングパワーを発揮できるように。サドルの高さに関しては立道さん自身でも気が付かない内に高くなっていた部分でしょう。「自分ではなかなかこの判断は難しい」ともおっしゃってました。
立道さんは上体の柔軟性も高く、コアの強さも充分備えているのでハンドルを5mm下げて前傾を深くペダルに荷重を増やせるようにセットアップ。パワフルなフォームに変化していきます。
お互いに同じ目標である日本選手権で一緒に走ることを願って!長時間ありがとうございました!
自分も頑張らなければと思います!!
スペシャライズド・リテーラーの方で「店舗でBody Geometry FITを導入したい。今実施しているけど自分自身が受けてみて体感してみたい」などのご希望があればショップスタッフ様向けにも実施しております。詳しくは弊社までお問い合わせください。
もちろん通常のフィッティングも受付中です!ご予約は下記のリンクからお問い合わせくださいね!!
Body Geometry FIT with Retülのご予約は→http://endurelife.co.jp/form.html