2017年6月3日土曜日

潮来トライアスロンレースレポート

先週末はラウンジ営業をお休みさせていただき、潮来トライアスロン全国大会へ出場してまいりました。メインレースである五島の2週間前ということもあって3種目のまとまりを確認して良い状態で長崎へ繋げていきたいと考えていました。


公式リザルトです↑体調も良く、昨年比よりトレーニング量は確実に増えていて週10時間程度の量は3種目合わせてですがコンスタントに取り組めていたので、IMマレーシアが終わってから約半年の状態から予想した自分のタイムはS:23:30 B:1:03 R:39:30 TOTAL:2:05。トレーニングでもランが伸びてきている感じを掴めていたのである程度自信を持って設定して臨みました。

スタート4時間前に起床して準備をし、会場に到着したらパワーブリーズを使ってウオームアップ。自分の場合はスタート直後に呼吸が荒くなり過呼吸気味になることが続いていましたが、パワーブリーズでのウオームアップをレース前のルーティンに加えることでかなり軽減することができています。


レース前は準備も慌ただしいのでアップに十分な時間が割けない場合もあるかと思います。そんな時にも2~3分でできるのでおすすめです。やり方としてはいつもより負荷を下げてゆっくり通常の呼吸から徐々に早い呼吸を20~30回繰り返すのを2セットを目安に行なっています。

準備を済ませウエットを着用したら水に入って肩周りの生地を寄せて試泳を行なってスタンバイ。スイムはフローティングスタート。フローティング中に対岸へ全体的に流されていた為、位置取りを変えようと内側に移動している時にスタートの合図。少し後ろからのスタートになってしまった。人数も多くて少し混雑気味。焦っても余計に体力を使うだけなので泳力差が出始めるファーストブイまでの間に前に出る。予想通りバラけ始めたので自分のペースで徐々に上げていくイメージを持ちながら泳いでいく。

昨年から取り組んできた1500mならペース配分をする泳ぎ。100m単発のタイムを上げるというよりも最初の100mから最後の1500mとの差を減らす事で落ち幅を抑え結果的にタイムアップや少ない負担で泳げればに後に続く種目に負担を持ち越さないことにも繋がる。1周目が終わる頃には周りに2~3人がいるくらい。途中自分が泳ぐ進路に寄ってくる人がいて少し当たったりしたが、いわゆる「バトル」をやりあっても体力を消耗するだけ。うまくかわして進む。


スイムアップ時に時計を見ると24分の表示が見えて、思ったより遅いなと思いつつトランジッションへ。バイクスタート時には後ろのウエーブからスタートした優勝者の松丸選手が見えていましたが明らかに持続できるスピードが異なりすぐに程無くして視界に捉えられなくなる。


バイクは五島で使用するSHIVで。調整を繰り返してきて良い感じ。風もあって向かい風では頭の位置を下げて対応。ハンドル周りのセッティングに余裕を持たせることで自分の姿勢を変化させる際の余計な負担は無くなった。現状はこれで良い状態だということが確認できた。バイクは予想を少し下回るくらいではあったが走自分の想定と大差はない。3周回40kmを自分の中ではある程度余裕をもって走れていた。


一番変化を期待していたランでは事前予想から大きくタイムを落としてしまう。トランジッションを終えて走り出しまでは順調にスタート。ラップがうまく取れていなかったもののペースのグラフを見直すと1周回目最初の5kmまでは保てていたが、2周目からピッチは同じでもペースが下がっているのでストライドが小さくなっているのだろう。スピードを元に戻せないままフィニッシュ。自分の走りとイメージとの差を感じながら悶々としてしまった。

今回走ってみてわかったことは、疲労してくる後半に動きが小さくなり脚が前に出なくなっていることがスピードを保てなくなった理由と考えられる。他の要因としてはエネルギー、水分等の補給。他には筋疲労やエネルギー代謝系。呼吸には余裕があり、脚も高強度時の焼け付くような痛みはなく快調だと思っていた。

集中力を切らさずに動きを保ち続けることが充分ではなかったことから、走技術と心身のコントロールを課題として感じています。

全体を通じて準備より結果を下方修正する形になりましたが、五島までに残りの限られた時間にできることとしては疲労の蓄積を防ぐことと特に振れ幅の大きいランの動きを修正して保つこと。骨盤の動きで脚が前に出た時に股関節がロックしてしまうとピッチは保ててもストライドが小さくなる。この辺りを修正点として次のレースに臨みたいと思います。