2020年1月27日月曜日

IM台湾2020〜機材編〜

SHIV DISCに乗ってIM台湾2020へ!

IM台湾へのエントリーを決めてから機材も同時に検討を進めており、当初は今まで使用してきた前作のSHIVで走るというつもりいました。

8年振りにモデルチェンジを果たし、SHIV DISCが登場したのは皆様もご存じのところです。日本で一番最初に乗り始めたであろう竹谷の話はもちろんですがLTDモデルをご購入いただいた皆様のFITを見る機会も多くなり、そこで異口同音に「このバイクは速い!」ということを口にされるのでやはり気になるものです。世界中のIMでスペシャライズドのアスリートが勝ち星を重ねていることもこのバイクの凄さを物語っています。そんな折に試乗車を少し乗る機会もあって自分が乗っているSHIVからの進化が多分に感じられることから乗り換えたい!という気持ちが強くなっていたのも事実。

今回のチャレンジとその先に繋がるようにするためには提供側に立つものとして最新モデルに触れ、広めていくことも必要だとして会社の方で用意していただくことに。(チャレンジに寛容な会社に感謝しかありません)いくら提供側の人間でも無尽蔵に機材が入れ替えられるほど簡単な話ではありません。通常身銭を切ってとなるわけですが個人の資金では限界があります。会社がバックアップしてくれるというのは何より心強い!スタッフバイクとしてTREX川崎で試乗できるようにも準備いたします。(追ってご案内します)




今回用意したのはS-WORKSと同じMODULE(フレームセット)を惜しげもなく採用しているEXPERTモデル。カラーはブラック。グロスフィニッシュで綺麗な仕上がり。プレーンな印象ですが流行りに左右されない色味と言えそうです。アルテグラ電動式にROVALのカーボンホイールを装備してMODULE+20万円は全く計算が合わない超バリュー仕様。今更ながら驚くばかり!SHIV DISCは性能の骨格であるフレームが共通なのでフラッグシップの形をそのままセカンドグレードでも享受できるわけです。こりゃ人気でますよね~


自社WINTUNNELで突き詰められた空力特性は特にフロントセクションの造り込みに表れています。システムインテグレートされたハンドル周りと相まって速さ・安定感・ハンドリングの良さと高次元のバランス。


ROVAL C38 ホイールを標準装備していて日常のライドからトレーニングでもガンガン使えてレースでも一線級の性能を持ちながらカーボンホイールに手の届きやすい価格でというコンセプトで開発されたモデル。S-WORKSに装着されるCLX64も間違いなく速いわけですが、速度域や乗り手によってはこちらのC38が良い選択となるのであえてフレームが同じならC38が付いて完成車で組まれるEXPERTをあえて選ぶということもおすすめできるわけです。

タイヤをチューブレスにしたり、あとからCLX64を追加してカスタムしていくのも大いにありです。それらを付け加えたとしてもS-WORKSを購入する金額ならお釣りが来るくらいですから(笑)



組み上がったバイクをディスクブレーキの当たりを出す感じで1時間弱シェイクダウンライド。最初はTTバイクらしい尖った感じに思えましたが慣れの範疇。前作から基本的な性格は変わらない自然な操作性で、乗り換えもすんなり馴染めそうな感触で好印象。

1番違うのは速さの感じ方!あっという間にロードの巡航スピードまで上昇してくれます。維持も楽。風が強い川沿いも非常に安定していて乗りやすい。控え目に言って最高です!!

試乗車で乗った時はフレームサイズがSだったのと、フィットが仮合わせということもあってか直進性の際立つ感があってそのイメージが残っていたのですが、適正のMサイズでフィットさせて乗ると姿勢やハンドリングはだいぶ初見と違って感じました。やはり乗ってみてわかる印象ってありますね。更に乗り込んで調整してみたいと思います。

コックピットのスタック&リーチ調整自由度が極めて高いだけにフレームサイズで迷いやすいところですが操作性も考慮して適正チョイスができる良いなと感じます。SIZINGやFITのお話も今後合わせてご紹介していく予定です。

組み付けはスペシャライズドジャパンメカニックのエノモトさんに依頼。工場の7分組をしっかりと1からやり直して組み上げていただきました。いつもありがとうございます!

コードの配線や油圧ブレーキのセットアップなど後々に細かな仕上げが効いてきますので信頼できるメカニックに組み上げていただくことをおすすめしたいところです。全国のスペシャライズドリテーラーはプロショップですのでメカニックの技量も優れているので最寄りのショップに安心してお任せいただけると思いますのでぜひ相談してみてくださいね。