2021年3月24日水曜日

RETUL FIT フィッターアップデート

 松田です。おかげ様でこの6年余りの間にTT/TriのFITを数多くご依頼いただけるようになり、とても光栄に感じております。

土台は変わりませんがRETULのメソッドにも少しずつ変化が加わっていることもあり、先週店舗のお休みをいただきまして3日間神奈川県厚木市にありますスペシャライズドジャパンの本社(ご存知の方も多いかと思いますが3年前まで1階で弊社が営業させていただいていた場所でもあります)にてSBCUというスペシャライズドのリテーラー向け研修プログラムを受講してまいりました。


こういった機会は今後も更なるFIT体験の提供を継続していくために必要なことだと認識しています。


ロードに加えて必要な個所の学習と、TT FITにおいて必要な知識の再確認。現場経験という意味で他のリテーラースタッフ様からご質問いただくこともあり、自身のアウトプットとしても有益な機会ですので私が持ち合わせている知識や経験は積極的に共有してまいりました。


ここ1~2年の間にライダーのフィジカルアセスメント(FITの根拠となる情報)についてやり方が変わっている部分や追加されたもの、適切にアセスメントを行なえていたかどうかなど。今回の主目的としてかなりアップデートをかけることができました。


FIT BIKEを使用した実践形式の中で、私自身が受けてみるというのも非常に興味深いものです。3Dモーションセンサーを付けてみていく際に自身の主観とセンサー情報による客観のすり合わせ。サービスとして実施する際にお客様視点となって初めて感じることもあります。


自分で受けてみると楽しいですし、MUVE SLは調整が容易なので変化がわかりやすいですね。反面、昨今のバイクに多い専用規格などに対応するには実車での確認がどうしても必要となることも。この辺りのメリット・デメリットはサービス提供において理解しておく必要があります。


普段自分自身をFITすることは難しく、こうして自分以外の方に見ていただく必要があります。興味深かったのはMUVE SLで再現できる箇所でベースとなるポジション(サドル高・セットバック量・BB-アームパッドスタック&リーチ)においてほぼ今のSHIV DISC現車と一致していたこと。できるだけバイアスをかけないために、自身の快適な状態をフィッターと相談しながら3Dセンサーで客観的にも確認して最適とされる状態に調整していくと図らずも一致したというところです。

どうしても自分を見ていくときに客観的に見ていくのはとても難しいものです。先日のしろさとTTを皮切りに少しずつレースイベントも再開され始めると期待しつつ、RETUL FITのメソッドを通じて皆様の体験向上をお手伝いできたら嬉しいですね。

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