2015年7月13日月曜日

TTバイクとロードバイクにおけるDHポジションの比較

TKこと、竹谷賢二が宮古島トライアスロンで使用したTTバイクのS-WORKS SHIV。
先日のIMニースで使用したS-WORKS VENGEは山岳コースに備えてエアロロードにDHバーを装着した仕様。バイクの特性の違いはどのような形となって表れるのか?早速見ていきましょう。


上がSHIV.下がVENGE。こうしてみるとサドル・ハンドルの位置関係に違いが見えてきます。


今回比較としてRETULのZINツールを使用し、バイクのポジションを計測してみました。SHIVとVENGEでどの程度違いがあるのか?サドル高、サドル後退量、アームパッドリーチ・アームパッドドロップを比較することで姿勢の違いを見ることができます。





サドルの高さはほぼ同じ。サドルの前後位置とアームパッドの位置に違いがあります。SHIVのサドル後退量は37mm。対してVENGEは69mm。


サドルからアームレストまでの長さはSHIVで454mm・VENGE464mm。DHポジションで肘を置く場所はほぼ同じと見てよいでしょう。サドルとアームレストの落差はSHIVで83mm。VENGEは35mmとなっています。こうしてみるとSHIVではサドルは前に出て、アームレストは低くなるため、よりアグレッシブなポジションが可能になります。ですので自ずと前傾しやすいポジションが設定できるため空気抵抗の少なく、かつ推進力を高めるためにペダルへ加える力を高めやすいフォームを取れるというメリットがあります。


DHバーをメインとして持って走る時間が長いレースではTTバイクの良さが活きてくるでしょう。


一方、エアロロードにDHバーを装着した仕様ではTTバイクの様に上体を伏せることはハンドル位置の関係上難しくなります。上写真2つを見比べても下のエアロロードにDHバー仕様では比較的上体が起きています。TTバイク程、前に傾けないためペダルへの荷重を増やすことは難しいですが、重心が前に偏り過ぎない分、前輪荷重になりすぎることも少ないのでアップダウンやコーナーリングの多いコースなどでバイクコントロールのためDHバーとハンドルバーを頻繁に持ち替える必要があるレースなどでは扱いやすいでしょう。

今回出場したIMニースはバイクパートでツールで走るような本格的な山岳コースを走ることになります。長い上りとシビアなコントロールが要求される下りが連続するため、DHバーを使用して走る時間が少なくなります。上りや下りでブラケットポジションやドロップポジションも快適に操作することができて、尚且つ単独走行で平地区間などDHポジションを取ることでロードポジションでは維持することが難しい速度を比較的キープしやすくなります。


DHバーを持った状態での走行時間が長ければTTバイクが有利なのは前述の通りですが、加減速やアップダウンが多く、DHバーとハンドルバーを頻繁に持ち替える必要がある場合にはエアロロード+DHバーが良いでしょう。IMニースではこの選択で竹谷のバイクパートのタイムは5時間3分59秒で走っています。エアロロード+DHバーでバイクコントロールと速度維持の両立を図った結果だと言えるでしょう。

日々多くのアスリートやライダーのBody Geometry FIT with Retülを実施していますが、TTバイクにおいてはいわゆる「前乗り」過多な状態。これが多く見受けられます。これではぺダリング時に脚が上がりにくく、踏み込み側と反対側のペダルから重さを抜きにくくなります。後ろ側のペダルに重さが乗っかった状態は、アクセルをかけながらブレーキをかけているような感じをイメージしていていただくとわかりやすいかもしれません。踏み込み偏重になりやすく、筋負担が増して努力感の割に速度が上らないといった結果になってしまいがちです。また、エアロロード(ロード)+DHバーのセットアップではロードポジションにDHバーをポン付けした状態が多く見受けられますが、DHポジションで腰が引けてしまいペダルに荷重しやすいというDHポジションのメリットを打ち消してしまうことになりますし、肩や腕の負担も増してDHポジションが取りづらいといった症状が表れやすいと言えます。

重ねて多いのが、ハンドル位置が合っていない場合。TT,、ロード共にですが低すぎるまたは高すぎる事によって不具合が発生するケースです。姿勢を伏せたいのにハンドルが高すぎて邪魔してしまう。もしくは低すぎて姿勢を維持できずアームパッドを持って上体を起こしてしまう等々。

エンデュアライフでは多くのトライアスリートのフィッティングを行なっていますが、上記のような状態に陥ってしまっている方が改善した時に「こんな楽に速度が出せるとは思わなかった」といった声をいただくこともしばしば。TTバイクで乗りやすい状態やロードバイク+DHバーでのポジションもその方の状態に合わせて最適な状態をご提案させていただきます。

まずはご相談ください。

2015年7月10日金曜日

ラウンジ営業についてのご案内

来週のラウンジ営業に関するご案内です。

7月13日~17日:スペシャライズド新製品発表会のため休館
7月18~20日:3連休は通常営業(土日祝12時~18時)
7月23日:20日祝日の振替休館

皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解の程、よろしくお願い致します。

営業日やフィッティング予約状況はこちらからもご確認いただけます→http://endurelife.co.jp/form.html

2015年7月9日木曜日

DIRECT MOUNT RESERVE RACK

POWERサドルを初め、SWATシステム対応のサドルに装着可能な
ケージラックが入荷しています。サドルにあいているねじ穴にそのまま取り付けることができます。


ボトルケージを2つ装着可能ですっきり取り付けることができます。カーボンレールのサドルでレースにクランプさせるボトルケージマウントを諦めていた方もいらっしゃると思いますが、これならOKですね。



ボトルケージにSWATのツールを装着しておけば工具を収納するのもスマートです。


片側ですが、ボトル装着イメージです。自分もPOWERサドルを使用しているので、ミドルやロングのレースやトレーニングにこれを使ってみたいと思います!


価格は2,500円です。ご来館お待ちしております!

2015年7月6日月曜日

インソールで足の保護と効率アップ!!

   梅雨シーズン真っ只中、お天気のタイミングがあわず自転車に乗れたり乗れなかったり・・・。

   そんなときだからこそ、今一度いろいろな見直しを。
   ということで、足と接触する部分のインソールについてお話をしてみたいと思います。

   ひとえにインソールといっても、いろいろなものがあります。
    1.クッション性重視
    2.ホールド力重視(かかと・土踏まず等)
    3.熱整形して足全体の形に合わせるもの

   いろいろなメーカーからいろいろな種類のインソールがリリースされています。ですのでどれを  
   使ってよいのやら・・・?いまいち違いがわからないなど、しばしば実感できないことがあるかと
   思います。

   そこで、今回紹介するのはSL FOOTBEDです。
   SL FOOTBEDは上記のインソールの種類でいうと2番に該当します。土踏まずの高さ、つまり
   アーチを保持し、ペダルに伝わる力、推進力のロスを少なくします。このアーチが保持できて
   おらず、ペダリング時にアーチがたわむ動きを繰り返していると、各部で炎症を起こしたり神経の
   圧迫などで痛みを引き起こしたりします。
   それとペダリングでペダルを踏み下ろす、いわゆるダウンストロークの際、膝下全体が安定して足を
   ペダルに対して真上から踏み下ろすことができ、結果的に膝と股関節の動きが良くなる効果がこの
   SL FOOTBEDにはあると思います。


   また、足幅が広く、シューズの選択肢が狭いと感じている方もこのインソールは有効です。
   インソールのサポートが無く、アーチがつぶれてしまうと足幅が広がってしまい、例えば本来
   EUR40(JP25.5cm)を選ばなければならない場合に足幅が間に合わず、ハーフサイズ
   または1サイズ大きいものを選ぶことになってしまいます。ですので、このインソールを使うこと
   でアーチがつぶれず、足幅とアーチを適切に保ち、シューズサイズも適正なものを選ぶことが
   可能になります。

   でも、アーチの高さは人それぞれです。そのため、このSL FOOTBEDではアーチの高さが違う
   インソールをサイズごとに3種類用意しています。
   赤がローアーチ。これはスペシャライズドのシューズを購入されたときに入っているインソール
   です。青がミッドアーチ、緑がハイアーチとなります。青と緑は土踏まずのアーチの高さが
   変わり、青は赤の約1.5倍の高さ、緑は赤の約2倍の高さとなります。
   (写真はインソールのカットモデルです)


   では、そのインソールの種類をどう選べばよいか?
   それは、Arch-O-Meter(アーチオーメーター)と呼ばれるメジャーで測定します。
   

   このメジャーは足の長さを測定すると同時に土踏まずのアーチの形状を測定します。


   そして上の写真が実際に計測した結果です。
   この足型は足の熱で反応し写し出されます。写真では見づらいのですが計測結果からする   
   と、41または41.5となります。また、土踏まずの形を見ると足幅の半分弱ぐらい浮いている
   状態なので、判定はミッドアーチの青いインソールとなります。


   ですが、これはあくまで目安なので、実際にテスト用インソールを使いアセスメントで
       バランスを見ながら、最終的なインソールの種類を決めます。

   ソックスの次に足と接触するインソールは、自転車を進ませる上で重要なファクターとなりま
   す。是非一度アーチタイプを確認していただき、適切なインソールを選んでいただけたらと
   思います。足の保護や力のロスを少なくして、より良いライディングをしましょう!!!

   また、このArch-O-Meterはラウンジに常備しておりますので、スタッフにお声がけしていただ
   きご活用ください。

   TEST THE BEST !!!


2015年7月4日土曜日

Body Geometry FIT with Retül お客様の声


Body Geometry FIT with Retülを受けていただいたお客様から頂いたメッセージをご紹介します。

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株式会社 エンデュアライフ 松田様

お世話になっております。
昨日はどうもありがとうございました。

今日は臀筋が歩くのもつらいほどの筋肉痛で、今までいかに使えていなかったがよく分かりました(笑)。
姿勢の維持や体の使い方の解説はひじょうに分かりやすく、修正していただいたポジションも快適です。

今後はいただいたアドバイスを踏まえてトレーニングに励もうと思います。

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N様がBody Geometry FIT with Retülを受けていただいたきっかけは受けていただいた方の評判を聞いてとのこと。ありがとうございます!実走での確認とレクチャーも参考になったと仰っていました。Body Geometry FIT with Retülにはフォローフィットという制度があります。フィッティングで調整したポジションの微調整や1回でお伝えしきれない部分などもございますので、ぜひフォローフィットもご活用ください。

フォローフィットのお問い合わせは→http://endurelife.co.jp/form.html
カレンダー上で予約済みの日でも時間帯を調整しますので、まずは予約フォームから希望の日時をお問い合わせくださいね。

パワーサドル入荷致しました。

S-WORKS & エキスパートグレードのパワーサドルを大量入荷いたしました!!!
143mmと155mm幅でカラーはホワイトです。




また、過去のブログでパワーサドルの使用感について記載しておりますので、参考にしていただけたら幸いです。

POWERサドルとサドル幅の選定
http://endurelife.co.jp/information.html#/detail/839396907651461423

それと・・・
過去の売れ行きからするとすぐ品切れになりそうな予感です。
購入をお考えの方はお早めに!!

2015年7月3日金曜日

POWER EXPERT在庫状況


大人気で完売しておりましたPOWER EXPERTが1点在庫になっております。サイズは143mmです。
探し回っている方も多いかと思いますので、お早めにお求めくださいね~

2015年7月1日水曜日

東京都トライアスロン選手権レースレポート

6月28日に群馬県の渡良瀬遊水地にて開催された東京都トライアスロン選手権(日本選手権東京都ブロック代表先行レース)に出場してきました。東京都からは上位7名まで日本選手権の権利を得ることができます。レースはオリンピック・ディスタンス(51.5km)スイム1.5km バイク40km ラン10kmで競います。このレースは一般のレースとは異なりバイクパートでのドラフティングが許可されています。

バイクでは集団で走ることができるため、スイムアップの位置が重要になります。バイクでの差も付きにくく、ランでの順位が勝敗を左右します。

今回自分が立てた事前の予想ではフィニッシュタイム2時間が権利獲得のボーダーライン。

スイム:22:00
バイク:1:00(T1 ・T2 含む)
ラン:37:30

合計:1:59:30

上記を目安として臨みました。



結果は22位。今回日本選手権の出場権を獲得するには至りませんでした。
総合タイムは2:08:28。スイム: 0:24:47(23位) バイク: 0:59:25(3位) ラン: 0:44:16(24位)。
各パート毎にレースを振り返ってみます。


スイムスタートは前列の真ん中付近。375m先のブイを折り返して750mを2周回のコース。
ブイまでの距離があるため、先頭から後ろまでの列は長くなります。激しいバトルこそなかったものの、スタートして200m程の所で苦しさで少し後退してしまいました。GPSをみるとそこで大きく左に逸れているのがわかります。

少し左に避けてから自分のストロークに集中することでリズムを取り戻し、ファーストブイを折り返す。キックとストロークのタイミングを合わせることを意識して前方を泳ぐ選手をパス。追いついた2人の選手は同じくらいのペースだったので追い越すことが難しく、前の2人が泳いでいる左斜め後ろに位置取りをしつつスイムアップ。



トランジットへ走る際に、「第5集団だぞ!」との声を聞き、自分が予定より1分以上遅れているのだと確認。バイクラックにもほとんどバイクがない。これはまずいと思いながらも、落ち着いてトランジットを済ませて少し前にバイクをスタートした2人に追いつき前方の集団を追うことに。


合流したHi-RIDGEスタッフの福永選手はバイクが強く、前を追う意思を確認できたので協力してペースを維持。バイクは自分の動きがしっかり行なえているのかを考えていました。姿勢の支えられているか?脚は上がっているか?左右ともに上側のペダルに荷重をできているか?など普段フィッティングでお伝えしていることを意識していました。


昨年の走りから考えると走りの質はかなり高まっていると感じました。スイムとランに練習時間を比重を置いていたので、バイクに割ける時間は少ない中でも踏み台を使ったペダルの力点の確認をフィッティングセッション時に行なっていたことで、それがペダルに対しての入力の位置や姿勢を確認することに繋がりました。自分の動きの精度を高めることでバイクの練習の少なさをカバーすることができたように思います。


機材の部分ではこの日に合わせてタイヤをTURBO COTTONに交換しました。転がりは軽く、コーナーは安心して曲がれました。路面も良く、普段使っているS-WORKS TURBOよりも気圧は高めの8気圧にセットしています。S-WORKS TURBOよりも乗り心地が良いので圧を高めても不快な感じはありません。



第3集団まで追いつきましたが脚を使いたがらない選手が多く、牽制状態。周りに声をかけて先頭交代を促し、集団を機能させるように動きました。



バイクの終了時には前にいた集団の後ろまで追いつけたようで、かなりの人数が一斉にトランジットに進入。落ち着いて一つ一つの動作のミスがないように心掛けて。一連の流れはスムーズに行えてランスタート。V800でとった記録ではボタンを押したタイミングが後になってしまったので正確な時間はわかりませんがT2も30~40秒くらいだと思います。


ショートのトライアスロンだとこのタイム1秒のロスが結果を左右することもあるので特に重要なパートです。第4の種目と言われる所以ですね。


ランはスタートからきつさを感じ、入りの1kmで周りの選手から離されてしまいました。何とか集中を切らさないようにしながらもペースは上がらず。今回一番注力をしてきたのがラン。自分の中でも重要度は高いと捉えていました。

補給も上手くいっていて、コンディションの調整もウエイトコントロールをして調子は悪くないと感じていました。それなのにうまく走れないもどかしさ。ランコースでは知り合いのトライアスロン仲間や先輩・後輩など様々な方に声をかけていただき最後まで走ることができたと思っています。



ランのスプリットで見ると、バイクトランジットから走り出して心拍からはほぼ走り続けるのがギリギリのライン。呼吸も脚もきつい状態です。一番精神的にきつかった部分、6~7km付近はペースダウンしていることがデータからも読み取れます。あとから見返すとこうしたことも客観的な部分に表れてくるので記録を残しておくと振り返りがしやすいです。全力でがんばれている状態で現状のスピードだったということは準備の段階でランのパフォーマンスが十分ではなかったということです。

今回のレースデータ→https://flow.polar.com/training/analysis/124547830
POLAR FLOWの追体験→https://flow.polar.com/training/relive/124547830

全体を通して自分に足りない部分としてスイムとランに重きを置いて取り組んで来ましたが、レースパフォーマンスにおいて2種目とも不足していたことが結果から表れていて部分。
週6~8時間という練習時間の中では今の自分にとってはスイム・ランのパフォーマンスを引き上げるには不十分。取り組む内容=質も大切ですが、最低限のトレーニング量が不足していたことが今回レースに出てみて特に強く感じたことです。

生活の中から自分の能力を高めるのに使える時間を作り、トレーニング時間の確保が課題として浮かび上がります。

スイムは集団で泳ぐときの技術やストロークに頼らず、姿勢・ストリームラインを崩さないようなボディポジションを取れるように。キックがうまく使えておらず、レースの途中から意識するようにして、進む感じが得られたのでこの良いバランスを保てるように。

バイクはペダルに無駄な力をかけないことや状況に応じた姿勢の変化など、特に大きな力を使うときに動きが横にブレてしまいがちな感じを受けたのでレースのように心拍ゾーン4から5の間くらいできつい状態でも無駄のない動きをキープできるようにするためにも、ゾーン3/LT付近での出力を上げることが必要な課題。バイクのコントロールもシーズン後半にMTBのレースにもトライしたいと考えているので、ロードだけではできないアプローチも「できないことをできるように」するためには有効だと考えます。

ランは絶対的な力不足。姿勢も崩れていて、重心の移動も練習の時にできていたことがレースではできていなかった。ランもトレーニング量を確保し、動きの精度を上げること。フォームの改善のために腹部の補強も必要と感じました。バイクでMTBに乗るように、ランでもトレイルやスイムのOWSなど自然の中でできるトレーニングも実践に近い動きを習得するために活用していくことも良いのかなと思っています。

来年もこのレースには挑戦したいと思っています。ライフワークとしてエンデュランススポーツに携わり、挑戦を許されている環境にいるのはとても有難いことです。今回浮かび上がった課題を踏まえ、また少しずつトレーニングを重ねていきます。

このレースのためにラウンジ営業を1日休業とさせていただき、皆様には大変ご迷惑をおかけ致しました。得たい結果とは行きませんでしたが今後も挑戦し続けていきますので、今後ともよろしくお願い致します。


エンデュアライフ
ラウンジ・ディレクター
松田 航介


2015年6月24日水曜日

POWERサドルとサドル幅の選定

   トライアスロン用に開発された ”シテロ” をロードバイクシーンにも使用できるようにしたらより
   良いのではないのか?という問題定義から始まった "パワー" の開発。

   ロードレースシーンにおいて、速度を上げていくときや先頭を引かないといけない場合など
   前傾し低い姿勢を保ち続けないといけません。

   またトライアスロンでは、レースのカテゴリーにもよりますが、DHバーやエアロバーが使用
   できなかったり、ドラフティング禁止のレースもあります。そんなとき、より低い姿勢を保ち空気 
   抵抗を最小限にする必要があります。

   そのとき懸念されるのが、恥骨結合部を通る血管や神経の圧迫ならびに股間の圧迫です。
   どのサドルでもこの問題はついてまわりますが、長く圧迫され続けていると痺れや痛みが
   発生します。
   その痺れや痛みが発生している状態では、ペダリングはおろか、乗車することすら辛くなって
   しまいます。

 
   そんな場面により対応し開発されたサドルが ”パワー” です。
   男女兼用でロードレースやトライアスロン、MTBの様々なシーンでとても有効なサドルです。





前部はトライアスロン用に開発されたシテロのコンセプトを
取り入れ、従来のサドル長さから換算すると約30mm短く
深い前傾姿勢で長い時間でも快適に乗車できるように
設計されています。
後部はローミンとトゥーペの中間のカーブを持つMTB用に
開発されたフェノムの形状を元に開発されました。
 


 
   恥骨結合部の圧迫を逃がす、チャンネルと呼ばれる溝(穴)の形は新たに設計され着座面
   はフェノム同様ローフリクション(低摩擦)加工をしてあり、着座位置を前後に動かすときに
   摩擦が少なく動かしやすくなっています。逆にローフリクションな分ズレやすいのでは?と
   思われるかもしれませんが、着座位置が決まってしまえば動く(ズレる)ことは皆無です。

 
   実際にロードバイクとMTBで使用しましたが、特徴的な短い前端部に関しては全く違和感が
   ありません。低い姿勢で乗車し続けた場合でも圧迫感が少なく快適です。

   ロードバイクで使用したとき、特別斜度のきつい坂道でもなければ前端部に座ることも無い
   のでだいたい同じ場所に座り続けます。
   その場合、新設計の大きなチャンネルおかげで神経や血管、また短い前端部のおかげで
   股間の圧迫を避け、長い時間乗り続けていても痛みだすことが無く快適でした。
   また、低い姿勢でペダリングした場合も相応の圧迫はありますが、やはり新設計のチャンネル
   のおかげで長い時間低い姿勢で痛みを発することなく乗車することができました。

   MTBの場合、前後に着座位置を変えることがいろいろなシーンで出てきますが、ローフリク
   ション加工のため移動時にレーサーパンツが引っ掛かることはありません。
   また、キツい坂道の場合は前端部に座り、前輪の浮き上がりを防ぎ、ペダリングの効率を
   上げトラクションの抜けの防止等を行いますが、経験上、前端部に座れていない(座っている 
   つもり)場合が多々あります。そんなとき "パワー" は前端部が短いため、前端を意識しやすく
   着座位置を決めやすいと感じました。


   そんな、いいとこ尽くめ(と感じる?)のパワーですが、このサドルだけに限らず、坐骨結節幅
   に合った適切なサドル幅を選ばないとより良いものにはなりません。





← 143mm幅のパワーサドル



座骨結節幅によって選択する "サドル幅" も変わります!!!



 
← 155mm幅のパワーサドル




   そのため、”Ass-O-Meter”(アス・オー・メーター)と呼ばれるメジャーで坐骨結節の幅を
   計りその結果に伴ったサドル幅を選ぶことが大切です。
 
 
   ラウンジではフィッティングを行なうため、このメジャーを常備しております。
   是非、ラウンジスタッフにお声がけしていただきご活用していただけたらと思います。

 
   また、テスト用のサドルも多数取り揃えておりますので、是非ラウンジにお越しいただきこれら
   のサドルをテストしてみてください。

   TEST THE BEST !!!

2015年6月23日火曜日

臨時休館日のお知らせ

6月28日(日)はスタッフレース参戦のため臨時休館日とさせていただきます。
週末のフィッティングをご希望を多くいただいております中、1日分受付できる日を減らしてしまうのは大変心苦しい部分もあります。皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。

レースは10月に東京の台場で開催されます日本トライアスロン選手権の東京都ブロック選考会です。東京都からは7名の出場枠が与えられます。

http://www.mspo.jp/watarase/

出場選手は東京都の登録者でプロ・大学生。自分と同じフルタイムワーカーのエイジグルーパーと多様な選手がエントリーしております。今年の目標としてきたレース。

昨年エンデュアライフの立ち上げから1ヶ月。11月から練習に取り組み、日々の生活・仕事の中から時間を作りつつ、年々高速化しているレースに求められるスイム。
自分が3種目の中で弱点となっていたランを中心に注力し準備を進めてまいりました。

ドラフティングレースの特性上、スイムでの出遅れが致命的となることは昨年出場した際にも痛感しております。フィニッシュタイムも2時間を切るタイムが日本選手権への切符を掴むためには必要とされます。

スイム:22:00
バイク:1:00(T1 ・T2 含む)
ラン:37:30

合計:1:59:30

上記で行けたとしても日本選手権に出ることができるか半々といったところ。
蓋を開けてみないとわからない部分もありますが、心技体、今ある能力をすべてぶつけてみたいと思います。



5月に横浜で開催されたWTSでスペインのハビエル・ゴメス選手も使用しているS-WORKS.VENGE。
自分もPOWERサドルを使用し3月にボディージオメトリーフィットを受けてショートのトライアスロンに最適化したポジションを出していただきました。高速走行に対応するためROVAL CLX60にTURBO COTTONタイヤを装着。機材も万全の準備が整っています。

最高の条件でレースができることに感謝し、全力を尽くします!

エンデュアライフ
ラウンジ・ディレクター
松田 航介




2015年6月21日日曜日

Body Geometry FIT with Retülの勧め

今週フィットを受けていただいた方から許可をいただきましたので一例をご紹介します。


主にヒルクライムやロングライドを楽しまれているHさん。ペダルへ力がうまく伝えられず、自分でポジションをいろいろ試してもしっくりこないというお悩みでした。長距離で肩が凝る。膝の痛みでライドに支障が出ることもあったそうです。膝の痛みの対処としてネットで調べてクリートウェッジを使用してご自身で対応されておりましたが、それも適切かどうか知りたいとのことでした。


コアの強さはまずまずですが、上体の柔軟性に制約がありました。脚長差を除けば左右差は少ない印象です。脚長差に対応するためクリートのセッティングを見直します。影響の可否を判断するためにクリートウェッジは一旦外しました。MUVEを使って低めで後ろに位置していたサドルを調整し、ペダルに荷重しやすい位置にセット。高さも10mm上がり、「脚の上がり方が変わった!」とのこと。




RETULで測定した膝の動きですが、上が調整前です。上側の棒が膨らんでいるのは膝の動きに左右のブレがあるということです。ポジションを調整し、姿勢やペダリングのアドバイスも交えて、姿勢と脚の動きを意識していただくと下のように膝の軌道が安定してきました。ハンドルポジションも柔軟性に合わせて高くしていて20mm程高くなっているにも関わらず姿勢は低く維持できるように。リーチも適正化することで肩に感じていた負担感も大幅に軽減されました。



このように必ずしもハンドルが低ければ低い姿勢が取れるわけではないことがわかります。
その方にとって最適な高さで乗ることが重要です。今回はハンドルが高くなったけれども姿勢は低くできたケース。Body Geometry FITでは柔軟性や支えの強さなどその方の身体の状態からポジションを提案していきます。

支えきれないもしくは伏せられない方が無理に低いハンドルポジションを取ると、その姿勢が維持できず、ハンドルを押して上体を起こしてしまうことがあります。逆に柔軟性が高く、支えも十分な場合に高すぎるハンドルポジションもペダルへの荷重を減少させ、パワーロスを引き起こします。

その方にとって最適な状態を作る必要があるということです。

足元のクリートウェッジ・カント調整は度合いを減らしましたが、結果として膝のブレは減少し、動きは良くなっています。闇雲にシムを噛ませて補正をするのではなく、適正を見極めることも大切と考えています。本人の負担感も減少していることが感覚+視覚的にも理解できる結果となりました。


フィットが終わった後に「ペダリングも改善され、負担感も減少しました。まさかステムが長くなって楽になるとは思わなかった」との感想をいただいております。

自分の動き、個々の柔軟性・可動域に合わせて機材を最適化することでより良く乗れる可能性があります。ライドに悩みを持たれている方、一度ご相談ください。フィットとライドに関するアドバイス。時間が取れる場合は、厚木のライド環境の良さを活かした実走でのフィットチェック&簡易レクチャーも実施しております。

ご予約やフィット可能日のご確認はこちら→http://endurelife.co.jp/form.html


2015年6月20日土曜日

SMITHジャパンフィットアイウェア

エンデュアライフでおすすめしておりますSMITHのアイウェア。
バイクやランで使用しやすいスポーツモデルでオリジナルカラーを用意しています。
SMITHスポーツモデルはジャパンフィットを採用しています。
ノーズパーツは調整可能なタイプを採用しておりますので、
多くの方に合わせやすい形となっています。


スポーツモデルのベンチマーク。REACTER MK2。
上がWhite Camo。下がImpossibly Black。
いずれも通常展開のカラーバージョンから細部を変更し、
エンデュアライフオリジナルモデルとなっております。
両カラーともに調光レンズを採用しております。



MK2よりも緩めのフレームカーブを採用したSwing.
The Camoのカラー



私、松田はこのSwingのフィットがちょうど良く、メインで使用しております。
顔の形によってフレームカーブをチョイスしていただくと良いでしょう。
よりカチッとした感じが好みでしたらMK2。
少しゆったりとしたフィットが好みでしたらSwingがおすすめです。
レンズは偏向レンズと曇天時に最適なignitorレンズが付属します。

価格はMK2:20,600円・Swing:21,600円となっております。



ラウンジにてSMITHの展示サンプルもございます。SMITHのジャパンフィットアイウェアの高いフィット感をぜひお試しください!