ペダルに対して身体が前方に位置していることからアームレストに荷重が集中し、肩・三角筋への負担が高いとの症状を訴えておられました。身体に精通した方ですので三角筋というピンポイントな表現でしたが、感じていらっしゃる症状と変化に対する勘所はとても素晴らしく起こっている事の理解と改善するための解説の理解もスムーズでした。
ペダルを水平にした時にクランク端面(先端部)から膝が10cm以上前に位置していた状態をRETULフィットバイクのMUVE SLを使用して膝位置が3~4cm前くらいになるように調整すると、それだけでも「全然違う!!」との印象を抱かれたようです。MUVEで仮想したポジションと調整前のバイクと乗り比べていただくことで違いは一目瞭然といった感じでしたね。
調整としてはサドルの位置を後ろに60mmセットし、高さをその分下げています。後ろに位置して高くなった分の補正なのでBBからの基準となるサドル高は変化していません。ハンドルを25mmさげることで必要な落差も確保。柔軟性や筋力レベルも高い方なので、よりペダルに荷重しやすい状態を実現しています。サドルが適正な位置にセットされることでアームレストとの距離が近すぎて発生していた肩の負担感も必要なリーチを確保することで解消しています。
アフターの動画では上体の余裕が生まれたことで脚の動きもスムーズになったことが確認いただけるかと思います。
Body Geometry FITを実施していると人によって起こりうる問題が違うことを感じますが、傾向があるのもまた事実。乗り手が良いと感じられるように様々な観点からご提案させていただきます。
細部を気にしていろいろわからなくなる前に、フィッティングで全体を見なおしていただくことをおすすめします!
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